クリスタルガラスの鉛について

2016.11.13 Sunday

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    佐竹ガラスさんのクリスタルガラスは色味がとてもきれいでおすすめだと以前記事にしましたが、クリスタルガラスについて鉛の問題がいわれていますのでガラスでの作品制作者の視点でその辺を書いていきたいと思います。

     

    クリスタルガラスには鉛が含まれていてそれが皿やコップなどにつかわれていると使用しているときに溶け出し、体に入って有毒なのではないかという情報。

    クリスタルガラスに含まれている鉛は酸化鉛という体に無害な状態で入れられていて、たとえ鉛の状態で溶出し、体に入ったとしてもごく少量で害のないレベル、らしいです。少量であれば問題なく排出されるということです(wikipediaなど参考)。

    通常使う分には問題ないと思われます。

     

    次はクリスタルガラスを使って作品制作をするときに、ガラスを火に入れて溶かすので鉛が気化するのではないかという心配です。クリスタルガラスに入れられる酸化鉛は融点(個体から液体に代わる温度)が 886度とのことですのでエアバーナーで十分に出せる温度ではあります。あつあつのガラスを飲む人はいないと思いますのでこの段階では安全です。ちなみに佐竹ガラスのクリスタルガラスは融点850度とされています。酸化鉛の沸点は1535度とgoogle先生が言っていますがエアバーナーで出せる温度ではありませんのでエアバーナーで使う分にも気化せず安全であると思われます。

     

    酸素バーナーのような高温の炎にあてると酸化鉛は蒸発するので吸い込んで体に悪いと思われます。

    フューミング(金、銀の蒸発をつかってガラスに色を付ける技法)するときにうっかり換気扇を回さなかったことがありますが、呼吸しづらくなりました。なので、気化した金属は総じて危ないと思います。

    ボロシリケイトガラスの色ガラスには金、銀などがつかわれていますので換気扇を回さないとやはり苦しくなりますね。

     

    結論としてクリスタルガラスに含まれている酸化鉛は酸素バーナーの高温下でのみ蒸発し吸い込んで有毒である。ということですね。

    食器として使う分にも問題ないかと思われます。

    ただ、鉛が含まれているということでイメージは悪いですね。

    そこが大きい問題だったりしますね。

    なので、各社鉛フリーの工芸用ガラスを開発したり、クリスタルガラスの食器などは使わないようにしようということは言われていますね。

     

    クリスタルガラスはソーダガラス、ボロシリケイトガラス(耐熱ガラス)と違い屈折率が高く美しく、作品も作りやすいので筆者お気に入りではあるのですが、イメージの点で食器には使わないほうがよさそうです。その美しさからバカラなどの高級なグラスはクリスタルガラスが使われているようです。

     

     

    長くなりましたがこの辺で終わらせていただきたいと思います。

    最後までお読みくださりありがとうございました。

     

     

     

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