佐竹ガラスとキナリガラスの見分け方

2016.05.03 Tuesday

0


    ひさびさにガラス関係のレクチャーを。
    ガラスをしばらくやっていると、今自分が使っているガラスがほんとに自分に合っているのか疑問を持ちます。
    僕は最初に習った工房がキナリガラスをつかっていたのでキナリガラスで作っていました。
    つぎにガラス細工の教室に行くのですが、そこで出会ったのが佐竹ガラスです。

    ●佐竹ガラスの特徴は
    ・鉛ガラスならではの優しい色が多い。和服に合う色が多い(と個人的に思う)
    ・ガラス棒がほんの少し曲がっている。(手作り)

    ●キナリガラスの特徴は
    ・クリア(透明ガラス)がとてもきれい。温度差によるニゴリをほぼ気にしなくてよい(大きな作品になると冷めているところをいきなり温めると白くなることはある)
    ・ガラス棒がまっすぐ。一部のガラス棒にねじれた溝がついている。(機械による製造のため)


    透明ガラスを多用するペンダントを作られる場合はキナリガラスを使っている方が多いです。
    佐竹ガラスは鉛ガラスなので火から出してからゆっくり固まる。なので、ガラス細工やブロー作品(バーナーを使った吹きガラス作品。風鈴など)
    をするときに活躍します。色数も魅力。

    佐竹ガラスもキナリガラスも使ってみたいですよね。作品に合ったほうを使いたいですよね。
    でも、混ざらないように分けて使おうとしても、あれ、このガラス佐竹ガラスっぽいぞ?キナリガラスが混ざってる?とかなること多いです。

    で、本題です。
    佐竹ガラスとキナリガラスが混ざったときどうするか。
    二つのガラスは膨張係数と呼ばれる熱による膨張率が違います。膨張係数が違うガラスを混ぜて使うと冷めたとき割れたり、透明ガラス同士だと屈折率の違いによるモヤができてしまいます。

    たいてい、見分けるためにガラス棒がまっすぐかどうかと、佐竹ガラスにしかない色かどうかや、棒の形を見たりします。(へこんでいたり楕円だったりするのは佐竹ガラスに多い)
    ですが、ガラス棒が使いさしで短くなっていたりすると、曲がっているかわかりません。
    佐竹ガラスにもキナリガラスのようなへこんでない断面図が円形のガラスがあります。

    どちらのガラスがわからなかったとき、何とか頑張って見分けようとしていたら、クリア系統に限り見分ける方法がわかりました。
    それは

    ででん(効果音)

    ガラスの中に入っている小さな気泡を見る。

    です。

    佐竹ガラスはガラス棒の中に入っている小さな気泡、どんな小さな気泡でもいいです。それがガラス棒の長い方向に伸びています。
    キナリガラスは丸い気泡のままです。
    これは佐竹ガラスとキナリガラスの製法の違いによるもので佐竹ガラスは溶けたガラスの塊を職人さんがとても長く伸ばして製造しています。中に入っている気泡もおのずと伸びます。
    キナリガラスはおそらく機械で押し出しています。なので気泡は丸いままです。

    この見分け方は誰からも聞いたことがないので、知っている人少ないかもしれません。
    混ざってわからなくなったらぜひ、中の気泡を見てみてください。


    □最近
    メダカの飼育楽しいよっていうエッセイ的な電子書籍を出したいと思っています。
    まだアイデアの段階なのでどうなるかわかりませんが。電子書籍を出すのは楽しそう。


     

    にほんブログ村 ハンドメイドブログ とんぼ玉へ
    にほんブログ村
    関連する記事
      コメント
      コメントする